自分はお世話になったことはないけれど、空港で "lost and found" を見かけるたびに、英語ってシンプルだなと頷いてしまう。「遺失物取扱所」と言われるよりなんだか lost and found だと、なくしちゃったけど見つかる感じもしませんか。

人間は忘却の生き物です。忘れないと新しいことを覚えられないという許容量の問題だけでなく、意図して忘れ去りたいことも多い。忘れたくない、忘れてはいけないこともたくさんある。ここは忘れっぽい自身の日々の「公共備忘録」です。また、立ち寄ってくれた方たちがここで何か発見をして、喜んだり怒ったり哀しんだり笑ったりしてもらえれば幸いです。

《 NOTICE 》ちなみに今はもっぱら脱原発ブログとして展開中であります

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2011/04/13

KEEP CALM AND CARRY ON

昨日、福島第一原発での事故がチェルノブイリと同じ「レベル7」に引き上げられたというニュースが国内外に流れました。もうこうなったらこのくらいではあんまり驚きませんけど。強い余震もここ数日多いので、余震自体に加えて、その影響で原発への注水に支障が起きないかということが一番怖いですね。ではここで、NHK の水野解説委員の『最悪の評価「レベル7」とは?』の解説を見てみんなで少し落ち着きましょう。

KEEP CALM AND CARRY ON:直訳「落ち着いて、今自分のすべきことをしよう」意訳「困難にめげることなく頑張ろう」。第二次大戦中にイギリス情報省によって作られたプロパガンダのポスターのメッセージ。今の日本にあてはまる気がします。今でもイギリスでは人を勇気づけるフレーズとして、とても有名です。皇室の王冠とタイポグラフィーだけの力強くシンプルなデザインも特筆すべきところ。こういった戦時中の環境下の物事が引き合いにだされることが多いのは(最初の方の投稿でも書きましたが)やはりそれだけ戦中と似通った状況なのでしょう。興味深し。あともうひとつの YOUR COURAGE, YOUR CHEERFULNESS, YOUR RESOLUTION WILL BRING US VICTORY もこのシリーズのひとつ。「あなたの勇気、あなたの明るさ、あなたの断固とした困難を解決する姿勢が、国に勝利をもたらす」。AC の CM より士気があがりますね。

余震が続き「ゆれくる」(緊急地震速報)鳴りっぱなしの中、正常性バイアスに気をつけつつ KEEP CALM AND CARRY ON というところですかな。

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