自分はお世話になったことはないけれど、空港で "lost and found" を見かけるたびに、英語ってシンプルだなと頷いてしまう。「遺失物取扱所」と言われるよりなんだか lost and found だと、なくしちゃったけど見つかる感じもしませんか。

人間は忘却の生き物です。忘れないと新しいことを覚えられないという許容量の問題だけでなく、意図して忘れ去りたいことも多い。忘れたくない、忘れてはいけないこともたくさんある。ここは忘れっぽい自身の日々の「公共備忘録」です。また、立ち寄ってくれた方たちがここで何か発見をして、喜んだり怒ったり哀しんだり笑ったりしてもらえれば幸いです。

《 NOTICE 》ちなみに今はもっぱら脱原発ブログとして展開中であります

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2011/04/07

Dark Spring

一応デザインを生業としている身として、ブログも多彩なビジュアルを散りばめたいと思っていたのに、自分でも引く勢いで字だらけです。本題(原発問題)から離れ切れないあまり明るくない内容ですが、ここでちっと一息、アート注入。The New Yorker(アメリカの老舗カルチャー雑誌。政治から芸術、時事問題のルポタージュ、社会派だけどコミックもあり、記事もデザインも評価が高い)の二週間ほど前のカバーをご紹介します。日本を励ましてくれるメッセージでも何でもなく、単にデザインとして極めてシンプルに、2011年の日本の春を象徴しています。悲しいかな。"Dark Spring" designed by Christoph Niemann for the New Yorker, Mach 28, 2011.

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