とにかく選挙へ。
来る 12月16日の選挙は、日本の明暗を分ける選挙です。
子どもたちの、みらいを決める選挙です。
原発が爆発して放射能が国中に大拡散したのだから、いまさら脱原発が「選挙の争点」になるかならないかで揉めるとも思っていなかった。選挙なんてしなくても、脱原発が決まることは当然だと思っていた。が、事故がなかった他のいくつもの国が、福島を教訓に脱原発へ舵を切る中で、日本は大飯原発を再稼働をし、原発をなくすかなくさないかまだ定まらない。そのうえ、原発をこの期に及んで推進し、改憲をして戦争のできる国にする、徴兵もすればいいという公約を掲げる党も出てきました。もう意味わかりません。
今、日本にたまたま帰国しているのですが、この選挙のこともあり、家のこともあり、バタバタしすぎて何もまとめられることができません。のちほど。
だけどこれだけ手短かに。
とにかく、とにかく、選挙へ。
これ以上、この国になめられてどうする。
わたしたちに、ありがたくも与えられた「投票」という権利で、自分たちの手で、自分の代理となる「代議士」を選び、国のゆくえを決めましょう。
それが民主主義だ。
決められるんだよ、わたしたちが。
2012/12/06
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2012/10/05
倫理的なエネルギー
当初、委員の考えはそれぞれの立場からまちまちであったのが、丁寧な議論を積み重ねるうちに深められ、やがて生きる根源的なもの、倫理的な考えに至ったそうです。そこには電力源シナリオやコストや GDP の話などはまったく出てきません。 ただ:
1. 原発はひとたび事故を起こせば、必ず甚大なリスクを引き起こす
2. 事故の影響は国境をまたぎ、地球規模のリスクとなる
3. 事故はその時だけでなく次世代へ計り知れないリスクと禍根を残す
という事実から、「こんなもの、いらないよね」となっただけ。
ご興味のある方は ☞「国民的議論をいかに進めていくか 〜ドイツ倫理委員会の実状と脱原発へのプロセス(ミランダ・シュラーズ)」。
原発はエネルギー問題ではなく、倫理の問題(電力どうこうじゃなくて、どう転んでもやってはいけないこと)だということは、京大の小出裕章先生もずっと前から仰っていました。著書『原発のない世界へ』の中でも;
「原発がなくなれば、それで望むような社会ができるわけではない。原発を廃絶させることは、望ましい社会を築いていくための1つの課題であり、基本的な目標を忘れずに、1つ1つの選択をしたい。」(2000年)
と述べられています。
小出先生は「たかが電気(をつくるだけのもの)に、犠牲にするものが多すぎる」という主旨のこともどこかで言われていました。だから、わたし(小出先生)は「脱」原発なのではなく、「反」原発なのだと。
原子力発電の工程の中や、被ばく労働者、原発城下町の地方と都市部という問題だけなく、事故が実際に起きてしまった今、さらなる分断や差別を生みました。被ばくの問題、放射能の話題はタブーの福島、放射能の危険を訴える人と耳を塞ぐ人(それも地域の中と外で)、避難する人とそれを中傷する人、被災地の逆境の中で生きる人と被害を何一つ被らなかった人、被災した方々の中にも家がある人とない人、家族がある人ない人・・・それらに対してすべての問題に無関心な層。原発の反対運動の中や外でも。
蒸気でタービンを回すだけのたったひとつの工場の事故で、もたらされるのがこの犠牲。しかも一部の地域と一部の労働者に危険なお世話を任せて、安全圏に住む人々が成果物を享受していた。経済発展の旗の元にもっともっと電気を消費して、原発の数の方に消費を合わせようとすらしていた。これらのことを考えると、自分は倫理を人に諭せるほど清らかな人間ではないですが、原発だけは倫理的に心底「正しくない」と思います。子どもが幼稚園の先生に教わるようなレベルの「やってはいけないこと」が社会の規模になると見失いにくくなるようです。
最後に、抑えておかなければならないのは、倫理感から離れて現実的な議論(経済への影響や電力需給)になっても脱原発には具体的な解決策が存在するということ。もう、これで、やめなくてどうすんだよホントに・・・。国民がやめよう!と強く訴えない限り、既得権益にからまっているおっさんたちは、この期に及んでも止める気はさらさらないわけで。ここで一般市民が蜂起しなければ、日本は本当に終わりだと思います。
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2012/09/26
移住小咄2・ダウンシフトの好機
夫は日本の人ではないので、いつかは日本を出るつもりでいました。国をまたいだ引っ越しが人生の中で何度か起こるであろうことは、外国人をパートナーに選んだ時点でくっついて来た必然です。こんな前代未聞の災害に襲われた今じゃなかったら一体いつなんだ?というのもあったし、丁度うちの子が日本の小学校にあたる primary school 入学の時期だというのもあり、この夏のタイミングとなりました。あと、自分も夫も仕事面で環境を変えるチャレンジがステップアップ/キャリアへの刺激になるのではないかという考えもあったし、(夫にとっては母国だけど)わたしが今度は外国人になる側で、そういう試練(?)も自身の成長のためかなと(ちなみに「外国人」という点では、移住者がレアではない UK と違って、日本で外国人として暮らす方が厳しかったはず)・・・ということで、震災が大きな理由ではあるけれど、それだけに押されたわけではありません。そう決めつけたくない部分もあるからかもしれないけれど。すべてはタイミング。好機に結びつけられるものは、すべてする!
【 Word 】ダウンシフター/ダウンシフト:消費を減らし、(たとえ収入が減ったとしても)労働時間を短くして、家族やコミュニティ、環境など、「より大切なこと」に時間をあてて関わることで、生活が充足する。生活のペースを下げて今よりもゆとりのある生活にシフトするという考え方。欧米やオーストラリアなど各国で広がりつつある - 中国は真逆な感じしますが)。世界の中にはもともと急がないのんびり時間の「天然ダウンシフト」な国や島があるから、先進国内でのコンセプトなんでしょね。
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2012/09/24
移住小咄1・暮らしとリスク
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2012/09/18
大衆運動と報道
朝日新聞のデジタル版に、TBSの報道局の方が書かれた『日本のテレビ局はなぜ反原発の動きを報じ損ねたのか?』というとても興味深い記事が載っていたので一部引用してダイジェスト版で紹介したいと思います。消えてしまう前に本当は全文転載したかったのですが、禁じられているので(全文はこちらから)。
「一色に染まりがちと言われている日本のマスメディアにおいて、首相官邸前や各所で展開されている脱原発、原発再稼働反対を訴えるデモ・集会をめぐっては、メディア間にはっきりとした扱いの違いがみられる ... この違いはどのような理由によるものなのか」として;新聞では、読売・日経・産経は明らかに脱原発の市民運動に対して「抑制的、あるいは露骨な嫌悪さえ滲ませている」報道、逆に、東京・毎日・朝日は「今回の事態に一定のニュース性を見出して、比較的大きく報じていた。とりわけ東京新聞は、紙面を大きく割いて集会・デモの様子を詳報している。」と。東京新聞の論説委員の長谷川幸洋さんもTwitter で日々原発問題に鋭く切り込んでいるし、(ほぼ)原発の特集枠もあって東京新聞の吹っ切れ方(?)は粋です。テレビでも温度差が各局の間に確実にあり、「同局のなかでも番組によって、さらには曜日によって違っている」と述べられています。テレビを見ないのでわからないんだけど、確かに TBS とテレ朝(特に報道ステーション)は比較的フェアな印象です。
暴徒化するような蜂起でなく、万単位の市民が「非暴力直接行動」という形で整然と街頭に繰り出し、しかも週に一度のペースで集っている。それが「有力新聞において全く無視されている事態に異様なものを感じる」という筆者の意見にわたしも同意です。
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2012/09/11
中長期なんて悠長な
今日、9月11日で震災から丁度一年半です。毎度毎度いまだに口を開けば原発のことしか話さないわたしですが、やはり思い起こすはメルトダウン、もとい、メルトスルー・・・あんなことがあってから一年半後にいまだ政府がこの国の原発を即時なくすという決断をしていないなんて(その一方で先日、タイの副首相は「国民を危険にさらしたくない」という理由で原発の導入を断念する発表したそうです。福島の事故を受けて、とのこと。)。被災地の復興だって、問題は山積。廃炉に向けての道のりも長いわけで、早くに始めるに越したことはない。
今の政府というより、経済界や電事連や経産官僚の汚ない圧力によってなかなか事が運ばないのはわかっているけど、政府も民主党も「原発ゼロ」の方角は向いていても、まごまごしやがって中途半端な宣言に留まるのみ。しっかりせぇよ。
民主党のエネルギー環境調査会の素案(9/4時点)では;
・原発は40間年の稼働で廃炉
・原子力規制委員会の安全確認を得た原発のみ再稼働
・建設中を除き原発の新設・増設はしない
の3原則を明記。この原則を厳守することで「2050年代前半には国内に稼働する原発はゼロとなる」とする一方、脱原発を求める世論の高まりを受けて「原発ゼロ社会を可能な限り早期に実現すべきである」とした、と。2050年て。うちの子、42歳なんですけど。
【 9/12 追記 】
・有感の余震、一年半で 8300回 ... そろそろ原発やめようね、もう。
【 9/14 追記 】
今日、政府のエネルギー環境会議が「2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」ことを骨子とした革新的エネルギー・環境戦略を発表しました。30年代、ということはつまり「2040年まで」。やはりそんな悠長なことはのめません。また、使用済み核燃料の再処理問題や、たまる一方のプルトニウム、放射性廃棄物の解決については、この戦略の中ではっきりした道筋を言及していません。原発を動かし続ける限り、これは解決どころか問題が膨らむ一方なのにスルー。本気じゃない感じがします。
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2012/09/09
それは、わたしだった
いつもなんで誰もそれをやろうとしないんだろう?
そして、気づいた。
その "誰か" は自分自身なのだと。
「最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である」- Martin Luther King
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2012/08/31
夏の終わりのアクティビズム・レビュー2
アクティビズム・レビュー、つづきです。とりあえずこれを残しておかないと・・・。
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2012/08/30
夏の終わりのアクティビズム・レビュー1
パタリと更新が途絶えて放置されたブログをよく見かけますが、自分のが早々とそうなるとは思わなんだ。いやはや。 更新をしない間、脱原発の運動にも、個人的な環境にも大きな動きがありました。
8月も終わり。小中学生なら宿題に追われているのかな。 わたしも長い期間の宿題の提出として、誰のためにってわけでもなく、国内のアクティビズムのまとめをしたいと思います。個人的なご報告は後回しです。
5月から今現在にかけて、首相官邸前でほぼ毎週金曜日に行われている原発反対の抗議。テレビでも「普通のひとたちが仕事帰りに立ち寄る」抗議行動としてやっと報じられ(フツウの人というのは活動家ではないんかい・・・アクティビストも普通の人間なんだけど)、反対運動に関わられていない方も耳にされたことがあると思います。当初数十人の規模が、週を追うごとに Twitter などを通じて参加者が増え続け、6月下旬には数万人(主催者発表10万人)の規模になり、ヘリも上空を飛び回りました。わたしが行き始めたのは5月下旬頃だったと思いますが、数十人、数百人の参加者から徐々に増え、抗議が熱を帯びていく様子は身をもって感じてきました。国民の大多数の反対をよそに大飯原発が再稼働されてしまった7月頭を過ぎても、抗議は止むことなく続き、政府の判断にさらに怒りが大きくなって、勢いは衰えるどころか膨らみ続けています。
子連れでデモや抗議活動に行くことに危険だなんだと非難の声も耳にすることがありましたが、なによりの社会科見学と思い、わたしは子連れで何度も足を運びました。このデモンストレーションの特徴として、2時間限定(午後6時から8時)という淡白さがあります。一時期規模が最大になったときには全共闘のおもひでとともにいまだ生きている方々には物足りないようで、暴れたがっているおっさんらもいて一時期そのやり方に対してひと悶着ありましたが、いまは概ね理解が進んでいるようです(過去のポシャりからいまだ学んでいない自己満足な方々に主催の方々も凹んでましたが・・・そういう一部の輩の愚行から過激でネガティブなイメージがつき、活動の継続や広がりが妨げられるようなことが起こる前に撤収しているわけで)。2時間限定、会社帰りに立ち寄れて(わたしはわざわざ上り電車に乗って行ってましたが)切り上げた帰りに一杯ひっかけて帰ることだってできる軽さ。しかし自由に各所から集った各々が、ひたすら熱く、あるものは叫び、あるものはただそこに無言で立つ。その2時間をひたすら毎週継続して訴えるというスタイル。出入りも自由なので、わたしは子連れ参加の時には30分参加して早々に帰ることもありました。この極めて新しいスタイルが継続を支えているわけです。いまでは子連れ専用ファミリーブロック(エリア)もできているとか。結構ハードコアな抗議なのにそこで冷水まで配布されているという気の遣いよう。こういった様々な配慮や、どう一般的に「見られているか」を気にして、引かれないように、普通の人々に入ってもらえるかたちを常に意識していた、運動にどっぷり使っていなかった比較的新しいプロテスターからなる(この抗議の主催である)「首都圏反原発連合」にしかできなかったことだと思います。特定の団体や組織のカラーもない、個人の怒りを束ねる透明な器になろうとしていた点が、過去のセクト的な運動との大きな違いのひとつです。 この梅雨時に大きくなったアクションはネット上で「紫陽花革命」とも呼ばれていました。
この首相官邸前抗議が、ここ数ヶ月の脱原発プロテストにおいて記しておくべき重要なアクションに違いありません。極めつけはこの「首都圏反原発連合」(各地でそれぞれデモを行っているグループの集まり)の代表たちが、今月22日に、首相との面会を果たしました。首相へ直接、面と向かって抗議の声をぶつける機会にまで繋げたのです。バリケードを壊して警官隊と揉み合いながらの突入ではなく、非暴力抗議を貫いて、オフィシャルに堂々と官邸内へ突入したわけです。原発反対の市民の声の膨らみと持続は、これまで無視していた首相も議員も官僚もメディアも無視できない規模となりました。明らかにこれまでの一部のプロ市民の声ではない。わたしはこれまで生きてきて、ここまでガツンと「継続は力なり」の事例を突きつけられたことはありません。これからは子どもに「これやってて意味あんの?」的なことを言われたら「反原連の例を見なさいよ」と返しましょう。
歴史的アクション、毎週金曜日の首相官邸前抗議は今でも続行中。行かれたことのない方は、ぜひ一度5分でもいいので立ち寄ってみてください。本当の民主主義のために、拳をつきあげるエネルギーを肌で感じてみてください。一部になってみてください。若い方なら特に。
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2012/05/07
Fair Trade, Fair Energy!
原発ゼロの日がきた
昨晩(5月5日)夜11時過ぎに北海道の泊原発3号基が定期検査のために停止し、国内で稼働している原発はひとつもなくなりました。ひとまず祝。
昨日は、5.5原発ゼロ「さようなら原発1000万人アクション」の集会とパレードが芝公園であり、約5000人が集まりました(参考:ワシントンポストが報じた写真)。行きたかったけれど、あまりの青空と暖かい日差しの晴天に、洗濯物をしてまったりしていたらあっという間にお昼過ぎ。子どもの日だけに、今日は子どもとゆっくりのんびり過ごすのもいいか(「原発ゼロかぁ」としみじみ味わいながら!)と思い、サンドイッチをつくって近くの公園へ。若葉やありんこを眺めたり、なんとも平和な午後を満喫してみました。泊原発が止まる夜中に向けてのカウントダウンパーティーも夕方に都内でいくつか行われていたようで、これも気になっていたのだけど、公園の帰りにコンビニで東京新聞*を買って家路に。(*昨年半ば頃から東京新聞は脱原発支持に論調を固め、一貫して真っ当な記事を書いてくれています。対して朝日と毎日はどっちつかずだけれどまだよい方で、産経、日経、読売は原発推進にもなれない "対抗馬としての役割を果たすべく「反・反原発と構える俺ら」アピール記事" みたいな・・・稚拙すぎてよくわかりません。)
この記念すべき東京新聞をじっくり読んだあとは(昨日宣言したとおり)これで「原発ゼロかぶと」を折ってみた。これを持っていざ、今日は脱原発杉並の原発ゼロ祝賀デモへ。
しかしながら、有象無象のマーチングバンドとピエロが躍り出たデモ出発のそのときに、天気が一転!大粒のスコールのような雨が振り出し、かぶとは一気にヨレヨレに(しょぼーん)。雨具もなく(あっても雨具が役立たないほどの雨だったけど)濡れた肩から寒さがじわじわと・・・それでも雨宿りを繰り返しながら、子どもをひっぱりつつ雨の弱まった間に歩きました。一時、ゲリラ豪雨みたいな数分があったかと思うと、小指の先ほどのひょうが地面や壁を叩きつけ始め「ここは一体どこなん?!」。ある意味、思い出深いデモにはなったけども。(ちなみに、都内では小さなひょうでしたが、今日竜巻の被害もあった茨城の方ではゴルフボール大のひょうが降ったとか。天変地異な感じですね・・・原発止まったから?)
さてさて。電気足りなくなるぞ!の電力会社側の言い値(ウソ)での脅しや、経済停滞すんぞ!の柔軟性のない保守な価値観(解決策の前に「ただ今まで通り」を保持したい or 利権)や、停電して自宅で医療機器使ってる方たちが死ぬぞ!の極論(これまた解決策を「原発を動かす」のみに設定して)などなど、どーしても再稼働させたい派は一旦ちょっと置いといて。この原発ゼロの祝賀に対して、原発は予定通りただ定期検査で止まったんだ(おまえらが止めたんじゃない)とか、止まったって危険性は変わらないだろうとか、言う方たちもいます。そう、原発が止まったのは自らのトラブル、事故や、定期検査によるものです。だけども、その検査が終わってすぐに動かされようとしていた炉もありましたが、「安全性を懸念する声」によって流れました。何を隠そう、その声は、それを阻止した圧力は、わたしたち市民によるものです。311以降の14ヶ月間、止むことなく日本全国のどこかで毎週行われていたデモや抗議行動によるものだと、わたしは思います。
再稼働をすすめる動きはこれからが本格化していきます。わたしたちも気を緩めてはいません。決意を新たに。日本中(ついには世界中)の原発が、一時的にでなく永遠にゼロになる日を目指して。「子どもの日」は、子どもたちのために大人たちが何ができるかを考える日なのかもしれません。少なくとも、今年の子どもの日はそうだったかな(だといいな)。
*おまけ* この記念日にと、Tシャツをつくって子どもにプレゼントしました(脱原発 no nukes 仕様パタゴニア風)。さっそく雨でびしょ濡れになっちゃったけどね。
龍やら巨大グリーン鯉のぼりやら、有象無象いろいろ入り乱れてました。杉並デモの写真(1)写真ルポ【祝!原発ゼロ 脱原発杉並+原発やめろデモ】(2)脱原発スモールアクション)。
2012/05/02
原発ゼロの日がくる
先週の日曜日、4/29 に 反原発 twitter デモがいつもの渋谷であり、子どもと行きました。何回目のデモだったのだろう。もう忘れちゃったな。twitter デモはその日で一周年だったようで、もんじゅくんも飛び入り参加して(!)1000人超。いつものように、ただただ一心に「原発いらない/やめよう」とコールをあげる強さのあるデモでした。それに加えて「あと1基!(で国内の稼働原発ゼロ)」のコールも。この、あと数日で稼働原発がゼロになるというタイミングもあってか(プラス、twitter デモがこれから少しだけお休みになるというような話もちらっと聞いたのでそれもあるのか)いつも以上にスピリットの感じられる、響くデモだったように思います。うちの子もなんだかいつもにないほど声を張りあげていました・・・「さいかど〜う はんたいっ」。
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2012/04/18
本の挿絵をかきました





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2012/03/31
go green
2012/03/20
「すんごい仕組み」より抜粋
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ラベル: book, energy issue 3.11
2012/03/19
「人を助けるすんごい仕組み」
311 の国会包囲のヒューマンチェーンの抗議行動の帰りに、一冊の本を購入しました。ものすごく疲れていたのだけど、この日に買わなければならないと、ぐったりした体にムチ打ちつつ本屋へ。
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ラベル: book, energy issue 3.11
2012/03/15
最大のプロパガンダ vs デモ
核問題を追い続けているドキュメンタリー映画監督の鎌仲ひとみ監督が「国の最大のプロパガンダは《何をやっても、どうせ社会は変わらない》と信じ込ませることだ」と発言されているのをどこかで読みました。本当にそうだと思う。しかしながら、原発事故以降、原発はいらないと声をあげ始めた、これまで運動に携わっていなかった普通の人々を見ていると、今までのぬるま湯だった日本がやっと沸々と適正温度になったかと思います。以前、環境保護団体で勤めていたときに、あまりの日本での活動のやりにくさ(人々の理解の得にくさ、社会問題を自分のことだと思わない当事者意識の低さ)に「日本人はアパシー(無関心)の塊だ」と他国の同僚にぼやくと、どこの国も無関心層はいるよと言っていたけれど、日本社会の成熟度の低さは格別という思いは変わらなかった・・・今も変わっていないのだけど、311 以降絶え間なく続いているデモを見ていると(参加していると)、今こそもしかしたら日本は大人になれるのかもしれないと僅かな光が見えます。
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2012/03/11
今日の日に
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ラベル: energy issue 3.11
2012/03/10
そして1年
明日で 311 から 1年。
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2012/02/08
でんこれ+あれこれ

2012/02/06
食べ物ノート・レビュー
ひろく、うすく、ながーく汚染が続くとマヒしますね。最近とくに食べ物への注意力が下がってきてラーメン屋に抵抗なく入っちゃう自分もマヒしてきたのかもしれません。それかあまりに周囲が気にしていない様子なので、同調バイアスが働いてきているのかもしれないな。それもいかんいかんと思うのですが、放射能を気にすることに疲れてきている方たちも多いので、改めて放射能汚染の「気をつけるキーポイント」をおさらいしてみようと思います。注:長くなります。
*今回の福島第一原発事故は、チェルノブイリ原発事故と違って核爆発ではなかった。そのため爆発温度が低く、金属が蒸発するほどの温度に達していない。おかげでチェルノブイリのように金属核種が蒸発ガス化して、風に乗って遠くまで飛ぶということはなかったようだ。そのおかげで心配されたプルトニウムはほぼ原発敷地周辺と風下にあたった飯館村(など)にとどまり、骨に蓄積して体外に排出されにくいストロンチウム(以下 Sr.)も被曝量でセシウム(以下 Cs.)の一万分の一以下にとどまった。当初に人々を被曝させたヨウ素は遺伝子を傷つけ、将来に被害をもたらすものの、寿命(半減期)が短かったおかげで現時点では数億分の一まで下がっている。今後気をつけなければならない放射性物質としては、ほぼ Cs に限定されていると言えるだろう。
《 セシウムの性質と食べ物の汚染 》
*だから Cs を含んだ食べ物が怖い。食べ物が放射能に汚染されていたら、体の中に蓄積されて、内側から放射線に撃たれることになるからだ。体内に入った放射能も、時間が経てば排泄されていく。この時間を「体内半減期」と言って、物質によって大きく時間が違っている。しかし今回の福島第一原発事故では、最大の被曝量となるのは Cs だから、その Cs を見ておこう。Cs は水に溶けやすいと言われる。しかし現実には溶けやすすぎるのだ。マイナス116℃で水と反応するので、常温の大気に出てくれば必ず大気中の水蒸気と反応する。そして一度水と反応した Cs は、二度目の反応はしない。だから常温の世界では水と反応しないのだ。水と反応し、粘土やホコリと反応する。余った電子の数が、粘土を引きつけるからだ。だから現実には、Cs は必ずホコリと共にやってくる。水の底に沈んだ汚泥や側溝の下、雨どいの下やすべり台の下に集まるのはすべてそのせい。エアコンや車のフィルターに集まるのも同じだ。逆にそのせいで、最初の雨水に叩き落されはするが、その後の雨には含まれにくい。野菜も同じで、当初ホコリと共に降り注いだ Cs が野菜を汚染したが、その後の野菜の汚染レベルをみると、ほとんど汚染されていない。根を経由しての汚染は、ほとんど見当たらないのだ。汚染度は以下のHPに掲載されている。
・淡水魚
*逆に言うと、汚染されている食品は限定されている。それらを覚えた方がずっと早い。 第一に生体濃縮による汚染だ。栄養と勘違いして集めてしまった Cs を、微生物、小魚、大魚と濃縮してしまった場合だ。この生体濃縮に注意すべきものは、「肉・卵・魚・牛乳」だ。しかし日本の畜産ではアメリカ産の配合飼料を与えるのが一般的であるため、家畜の汚染度は高くない。当初の汚染されていた稲藁を与えてしまった牛肉や牛乳以外では高くはない。むしろ問題なのは天然由来の魚介類だ。魚の汚染度を見てみると、大まかに淡水魚、海の底生生物、海の回遊魚の順に汚染が下がっていく。淡水魚の中でも特にアユが高い。これは特殊に Cs を集めるコケを食べているためだ。それ以外の淡水魚も高い。これは栄養分の少ない川に生息しているためだろう。汚染されている海は限定的だ。特に福島沖と茨城沖が高い。福島原発から莫大な放射能が海に流されたが、その流れは北から流れてくる千島海流が南に押し、茨城と千葉の県境にある犬吠崎で、南からの強い流れである黒潮に押されてハワイ方向に流されていくためだ。もちろん乱流もあるので周囲に広がりはするが、汚染度の高い場所は福島と茨城沖に限られている。
*第二に特殊に集める生物がある。直接食べることはないがコケ、特に注意すべきなのはキノコ、とりわけシイタケ、ナメコだ。キノコは菌類であるせいか、よく周囲からセシウムを集めてくる。他に葉の固いイネ、笹、竹などが集めやすい。特に来春のタケノコは要注意だ。日本では一般的ではないが、チェルノブイリではブルーベリーが非常に高く汚染されていた。
(わたしはキノコは 3月以来一度も口にしていないのですが、いやはやキノコは最強です。まさにマリオが一機死ぬ毒キノコ。つい先日も干しシイタケから規制値 4倍のセシウムというニュースがありましたが、今どきあの異常に高い暫定規制値を超えてしまうものなんてキノコにしかできない荒技です。26年経った今でも、欧州でチェルノブイリ由来の高い Cs がマッシュルームから出たという記事も見ました。以前も触れましたが、汚染されたおがくず(菌を育てる床)が北関東から四国に流出した例があったので、今でも産地を問わずキノコは気をつけた方がいいと思います。ああ、なめこ汁食いたいなぁ。)
*第三に幹や枝葉から汚染が伝った可能性のあるものとして、果物、クリ、ウメ、お茶がある。福島周辺は3月の時点では若葉はまだ生えていなかった。幹と枝ばかりの落葉樹には、幹自体に汚染が取りついた。それが樹幹流と呼ばれる雨水の流れとともに、果実に入り込んだのだろう。お茶の調査では根から吸い上げたものではないとされている。汚染された落ち葉も、2011年の葉よりも2010年に落ちた落ち葉の方が汚染度が高い。
*第四に部分的に集めている作物がある。特にコメの胚芽部分、小麦の麦芽部分だ。チェルノブイリの調査では、胚芽部分に93%の汚染が集中していたというデータもある。胚芽部分を除いた白米では、汚染は相当低くなる。
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cabin8design
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2012/01/25
クレイジーな幕開けと豊富(のようなもの)
あけましておめでとうございます(遅)。もうお年玉付き年賀状の当選番号も発表されているというのに・・・。いつの間にか睦月もあと一週間だというのに・・・。この時間が過ぎていく奇怪なスピードは一体なんなのでしょう。地震の前兆で 24時間が早く過ぎているとしか思えません(クジラが海岸に打ち上げられたりするのと同じ)いや、これは笑えないんだけども。
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cabin8design
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