自分はお世話になったことはないけれど、空港で "lost and found" を見かけるたびに、英語ってシンプルだなと頷いてしまう。「遺失物取扱所」と言われるよりなんだか lost and found だと、なくしちゃったけど見つかる感じもしませんか。

人間は忘却の生き物です。忘れないと新しいことを覚えられないという許容量の問題だけでなく、意図して忘れ去りたいことも多い。忘れたくない、忘れてはいけないこともたくさんある。ここは忘れっぽい自身の日々の「公共備忘録」です。また、立ち寄ってくれた方たちがここで何か発見をして、喜んだり怒ったり哀しんだり笑ったりしてもらえれば幸いです。

《 NOTICE 》ちなみに今はもっぱら脱原発ブログとして展開中であります

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2012/05/07

Fair Trade, Fair Energy!

昨日につづき、もうひとつ、Tシャツのお知らせ。

先日、フェアトレードPeople Tree と国際環境 NGO のグリーンピースのコラボ Tシャツをデザインさせてもらいました。ただ今発売中です!

この企画は、People Tree がグリーンピースが提唱する「自然エネルギー革命シナリオ」に賛同して実現したもの。自然エネルギーへのシフトと節電などのエネルギー効率化によって、原発を止めても電力をまかなうことが可能な社会にしようと呼びかけるための 2つのメッセージ "Fair Trade, Fair Energy" / "Nuclear Free Japan" がついたオーガニックコットンTシャツです。原発のように一部の地域(の人々の生活と労働環境)に危険を押しつけない自然エネルギーは、公平なエネルギーといえます。地球環境にとっても負荷が少なく、そういった意味で次世代と今のわたしたちの関係性を考えても、サステナブル(持続可能)な自然エネルギーは Fair Energy! (オレンジの方:風車と手紡ぎの糸車(フェアトレードの象徴ともいえるカディ)のモチーフ)。もうひとつ、グリーンの Nuclear Free Japan の方はまさに2日前に達成した、原発依存からの脱却(解放)、原発ゼロになったぜ日本!!そしてそれはわたしたちの手によって達成されたものだぞ!ということで、みんなでコンセント引っこ抜くの図。描いたあとに、「あ、これ日本列島の形になってるな・・・しかも(最後に止まった)泊原発のある北海道部分にコンセントの穴がっ!」という衝撃の偶然!これはもう最初からそう意図してたんですよ、と言っちゃうしかない。と・・・そんな感じでできております。

この Tシャツ(ユニセックス XS 〜 L サイズ)は 5月12日の世界フェアトレードデーを中心に今月のフェアトレード月間中、販売されます(ご購入はこちらから ☞ People Tree オンラインショップ:グリーン Nuclear Free Japanオレンジ Fair Trade, Fair Energy 、または直営店でも)。価格は 1500円で、インドのオーガニックコットン 100% 。耳の不自由な女性や貧困家庭の女性に雇用を提供しているフェアトレード生産者団体「アシシ・ガーメンツ」で縫製されたものです。

フェアトレードは衣料や雑貨などの工芸品だけでなく食品などでも徐々に一般的になってきましたが、People Tree は国内でフェアトレードの先がけともいえる存在(日本だけでなく UK でも展開)で、クオリティだけでなくファッションとしてのデザインも優れているので、10年ほど前から好んでよく購入していました。以前オーガニックコットンの赤ちゃん用ビブのデザインコンペでも最終選考に選んでいただいたり、以前からもろもろつながりがあったので、今回のご縁は嬉しい限りでした。

ちなみにですが、密かに(って言っちゃったらもう密かでないんだけど)Nuclear Free Japan の「ひとびとの手」はベン・シャーンへのオマージュです。わたくしなんぞが僭越ながら。水爆実験で被曝した第五福竜丸についての絵本「ここが家だ」の挿絵で有名なベン・シャーン。今年のはじめに神奈川県立近代美術館で大規模な回顧展「ベン・シャーン/クロスメディア・アーティスト」があり、見てきました(このこともずっと書きたかったのだけど書けずに5月だよ。近いうちにまとめたい・・・)。社会問題を提起する作品をつくり続け「社会派リアリズムの画家」と呼ばれた彼の描く「手」。それは人々のプロテストの象徴としての力強さだったり、人間の弱さだったり、理不尽な世界への怒りや哀しみだったり、人への優しさだったりします。今回の、コンセントを引き抜く手たちには、そこまでの感情は含められなかったけれど、とにかくみんなで原子力の電気との決別を果たした(果たす)のだということが表現できればと思いました。
(ベン・シャーンの「手」たち)

関連リンク:
(グリーンピース・ジャパンのプレスリリース)

原発ゼロの日がきた

昨晩(5月5日)夜11時過ぎに北海道の泊原発3号基が定期検査のために停止し、国内で稼働している原発はひとつもなくなりました。ひとまず祝。

昨日は、5.5原発ゼロ「さようなら原発1000万人アクション」の集会とパレードが芝公園であり、約5000人が集まりました(参考:ワシントンポストが報じた写真)。行きたかったけれど、あまりの青空と暖かい日差しの晴天に、洗濯物をしてまったりしていたらあっという間にお昼過ぎ。子どもの日だけに、今日は子どもとゆっくりのんびり過ごすのもいいか(「原発ゼロかぁ」としみじみ味わいながら!)と思い、サンドイッチをつくって近くの公園へ。若葉やありんこを眺めたり、なんとも平和な午後を満喫してみました。泊原発が止まる夜中に向けてのカウントダウンパーティーも夕方に都内でいくつか行われていたようで、これも気になっていたのだけど、公園の帰りにコンビニで東京新聞*を買って家路に。(*昨年半ば頃から東京新聞は脱原発支持に論調を固め、一貫して真っ当な記事を書いてくれています。対して朝日と毎日はどっちつかずだけれどまだよい方で、産経、日経、読売は原発推進にもなれない "対抗馬としての役割を果たすべく「反・反原発と構える俺ら」アピール記事" みたいな・・・稚拙すぎてよくわかりません。)


この記念すべき東京新聞をじっくり読んだあとは(昨日宣言したとおり)これで「原発ゼロかぶと」を折ってみた。これを持っていざ、今日は脱原発杉並の原発ゼロ祝賀デモへ。

しかしながら、有象無象のマーチングバンドとピエロが躍り出たデモ出発のそのときに、天気が一転!大粒のスコールのような雨が振り出し、かぶとは一気にヨレヨレに(しょぼーん)。雨具もなく(あっても雨具が役立たないほどの雨だったけど)濡れた肩から寒さがじわじわと・・・それでも雨宿りを繰り返しながら、子どもをひっぱりつつ雨の弱まった間に歩きました。一時、ゲリラ豪雨みたいな数分があったかと思うと、小指の先ほどのひょうが地面や壁を叩きつけ始め「ここは一体どこなん?!」。ある意味、思い出深いデモにはなったけども。(ちなみに、都内では小さなひょうでしたが、今日竜巻の被害もあった茨城の方ではゴルフボール大のひょうが降ったとか。天変地異な感じですね・・・原発止まったから?)

さてさて。電気足りなくなるぞ!の電力会社側の言い値(ウソ)での脅しや、経済停滞すんぞ!の柔軟性のない保守な価値観(解決策の前に「ただ今まで通り」を保持したい or 利権)や、停電して自宅で医療機器使ってる方たちが死ぬぞ!の極論(これまた解決策を「原発を動かす」のみに設定して)などなど、どーしても再稼働させたい派は一旦ちょっと置いといて。この原発ゼロの祝賀に対して、原発は予定通りただ定期検査で止まったんだ(おまえらが止めたんじゃない)とか、止まったって危険性は変わらないだろうとか、言う方たちもいます。そう、原発が止まったのは自らのトラブル、事故や、定期検査によるものです。だけども、その検査が終わってすぐに動かされようとしていた炉もありましたが、「安全性を懸念する声」によって流れました。何を隠そう、その声は、それを阻止した圧力は、わたしたち市民によるものです。311以降の14ヶ月間、止むことなく日本全国のどこかで毎週行われていたデモや抗議行動によるものだと、わたしは思います。

再稼働をすすめる動きはこれからが本格化していきます。わたしたちも気を緩めてはいません。決意を新たに。日本中(ついには世界中)の原発が、一時的にでなく永遠にゼロになる日を目指して。「子どもの日」は、子どもたちのために大人たちが何ができるかを考える日なのかもしれません。少なくとも、今年の子どもの日はそうだったかな(だといいな)。

*おまけ* この記念日にと、Tシャツをつくって子どもにプレゼントしました(脱原発 no nukes 仕様パタゴニア風)。さっそく雨でびしょ濡れになっちゃったけどね。
原画 ↓
【 5/8 追記 】
龍やら巨大グリーン鯉のぼりやら、有象無象いろいろ入り乱れてました。杉並デモの写真(1)写真ルポ【祝!原発ゼロ 脱原発杉並+原発やめろデモ】(2)脱原発スモールアクション)。

2012/04/18

本の挿絵をかきました

原発再稼働あれこれも書きたいのですが、今日はめずらしく仕事の PR です。脱原発関連でつながった合同出版の編集者の方から、昨年の暮れに本の挿絵のお仕事の依頼を受けました。自分はちょこっとしたものなら描くけれどイラストレーターではないので、少し戸惑ったのですが・・・必死こいてやりました。その本が先日発売されたので、紹介させてください。(注:表紙は装幀をされた別の方が描かれたものです)

 移住労働者と連帯する全国ネットワーク(編)
移住者というのは当然ながら、日本で暮らす外国人のことです。帯とカバーには「いま、日本には多くの移住者が、さまざまな形で暮らしています。しかしその姿は、日本人=マジョリティの側からは、あまり見えないかもしれません。しかしそれは、実際には「見ようとしていない」だけかもしれません。(略)私たちの「見ようとしていない」姿勢が、日本で日常を送っている移住者にとって生きにくい社会をつくっているのではないか。」「(略)この本を読めば、移住者の人たちが日本で暮らしていて何が問題なのかを知れ、どうすればもっと魅力にあふれた移民社会にできるかがよくわかります。」とあります。ここは日本なんだから文句言わんと生きにくけりゃ自分の国帰れや!とちょっとイデオロギーのあるおじさまにすごまれるかもしれませんが、日本の経済の一部は外国人労働者に支えられていて、ごそっと帰国されるようなことがあれば困るほど彼らがその一端を担っていることは事実。そのことがなくったって、国籍が違えども同じ人間なのに、差別意識のようなものが潜在的に日本人の中に多くあるのは、国々が地続きで移民の行き来が多かったヨーロッパなどに比べて日本が島国であることに関連しているのかもしれません。ともあれ、日本は間違いなく多民族社会になりつつあり、今さら鎖国時代には戻れないわけですから、未来のためにきちんと向き合わなければならないトピックです。

自分自身も夫が外国人なので、日本は外国人が暮らしにくい国であること(家族が日本人でなければさらに厳しいであろうこと)を知っていたつもりでしたが、この本を通して、知らなかった知るべき(とわたしは思う)現実や課題を多く知りました。とても充実した内容です。

:: :目次 :::
第1章 日本社会で生きる移住者の現実
第2章 日本社会のなかで「移民」はどう変わったか
第3章 移住者の悩みと願い
第4章 移住社会をつくるためのしくみ
第5章 移住者と一緒に理解し、行動してみよう

書店などで見かけましたら、内容ともどもゼヒ目を通してみてください!

ちなみにこの "30の方法" は社会を変える本としてシリーズになっていて、他に「世界から貧しさをなくす 30の方法」「戦争をしなくてすむ世界をつくる 30の方法」「人権で世界を変える 30の方法」「おカネで世界を変える 30の方法」などがあり、難しいと思われがちなテーマをくだいて優しく解説してくれています。また、今このタイミングで(同じく合同出版さんから)発売されている「原発を再稼働させてはいけない4つの理由」というブックレットもわかりやすくておすすめです。

イラストの話しに戻りますが、本の挿絵というのは(小説でもこういったノンフィクションのものでも何でもそうだと推測しますが)絵を描くことそのものよりも、内容からどのシーンをピックアップして、具体的になりすぎずに抽象寄りに表現するかがとても難しかったです。「あまりキッチリ描いた絵は、教科書っぽくなるので避けたい」という指示もあり、根がマジメなので(いやいや、ほんとに)キッチリさを崩すべく子どものおえかき帳をガン見する日々・・・締め切り日にはヘロヘロでした・・・。

(以下、挿絵の一部、お披露目デス)

2012/03/31

go green


3月も終わり。はやいなぁ。

今日は春の嵐。東京は朝からものすごい強風です。少しだけ高台になっている場所にある我が家は特に風のあたりが強く、常々ベランダにマイクロ風車でも取りつけたらかなりの発電してくれるんじゃないかと思って(本気で)検討しているのだけど。でも今日ほどの強風ならマイクロ風車そのものが吹き飛ぶんじゃないかという恐れも・・・。

ずっと前(もう8年くらい前かなぁ)にエルガ/ソーラーネットの桜井さんからソーラーパネルを一枚買って、独立系のインバーターを通して充電とかに細々と使っていたんだけど、2度目に買い替えた蓄電池(カーバッテリー)が切れてからしばらく放置状態になってしまっている。今こそ非常用電源として起動させておくべきなんだけど、国外に越す話もあるので今いち踏み切れないまま。今の家にずっといるなら絶対に発電源にマイクロ風車も加えて組み合わせてインストールしたいなぁ。屋根一面に取り付ければ、家のコンセントにつくった電気を流したり余った分を電力会社へ売電できたりしていいのですが、コスト的に/物理的に集合住宅で無理という人もベランダでちょこっと発電できます(その場合、日常的にそこから電力を賄うというより、ほんの少し補う+非常用電源のためにという感覚です)。うちも集合住宅なので、屋根ソーラーは難しいのだけど、少しでも東電からの電気を買わないために、アンペア下げたり、節電したり、ソーラーランプを使ったり、電気料金の自動引き落としをやめてギリまで払わないとか、ちまちまやっています。いつの日か(その日は近づいていると思うけど)電力会社を選べるようになるまで、しのぎたいと思います。

エルガの桜井さんはずっとずっと長いこと脱原発/自然エネルギー普及に務めてこられた NGO/自然エネルギー屋さんです。以前、仕事の関係で出会い、そのときはじめて「自然エネルギーの普及」という具体的なアプローチで脱原発を目指している方々がいることを知りました。その10年近く前にソーラーパネルを買ったときも、取り付け説明書に『原発の汚い電気を使わないために』と書いてありました。桜井さんは、国内での普及とともに東南アジアなどの途上国の電気がまともに通っていない地域などに「ソーラー発電の作り方/使い方」を伝授して資金援助をするプロジェクトに 90年代から取り組まれています。エルガのホームページでは「自然エネルギーは、人任せになった生活を自分たちの手で取り戻す道具」と定義しています。システムを組む「技術」を輸出して、材料の調達さえアシストすれば、自分たちの手で電気はつくれるのです。貧困の解消に食料や衣料をどかんと与えるのではなくて、働き口をつくり、働く術を教育するのと似ています。未電化地域と比べて考えると、原発事故などは電力を人任せにしすぎた結果。ソーラー発電などは、確かに電気系統などの知識は多少は入りますが、知るとそこまで複雑で特殊なことではないことがわかります。ソーラーは確かに高額なものですが、需要が増え供給量が増えればどんどん価格は下がっていきます(これまでも下がってきています)。

被災地を自然エネルギーで支援する「つながり・ぬくもりプロジェクト」も、エルガやレクスタ(自然エネルギー事業協同組合)の皆さんと ISEP(環境エネルギー政策研究所)が中心となって行われています。インフラが断たれた震災直後は温水や電力の提供を緊急支援し、今は自然エネルギーが復興の柱となるように被災地の雇用創出にまで繋げています。前回の投稿で、熱くひとりブックレビューをしてしまった「ふんばろう東日本支援プロジェクト」もそうですが、プロジェクト目標が具体的であればあるほど効果的な結果が生まれるんですね(当たり前だけれど)。サポートする側もサポートしたくなる。目標が大きすぎるときには、いくつかの小目標をその都度クリアしていくようフェーズ分けした方がいい。そんな理屈は置いといても、とにかくこの「つながり・ぬくもりプロジェクト」は(紹介が1年も遅れてしまいましたが)個人的に応援しています。

なぜ、今この話を思い出したかというと(ちょっとばかし飛ぶけど)脱原発ポスター展という脱原発ポスターのデザインを誰でも投稿できる(そしてご自由に印刷してデモなどでプラカードとして使ってね、という趣旨の)プロジェクトがあるのですが、そこへ昨年提供した "go green" のデザインが、今年の 1月にあった脱原発世界会議に向けて缶バッジをつくるので使わせてもらえませんか?とポスター展の事務局からお尋ねがあり(脱原発会議でもできあがったものを直接頂いていたのですが)今回少し余ったので作者さんへ、ということで、数週間前にたくさん送られてきたので・・・それがきっかけでした。ちなみにこの go green の信号機は「でんきのこれから」リーフレット(初版)の中で使っていたモチーフです。

関連:

2012/02/08

でんこれ+あれこれ

珍しく my works のお知らせです。もちろんエネルギー問題絡んでますけど。毎日ゲンパツゲンパツよくイヤにならないなぁと(言われたことないけど)言われそうですが、もうライフワークなので堪忍してや。わたしも別に趣味でやっているわけではないんですけどね。
以前もご紹介しましたが、昨年に環境 NGO の依頼でライティングとデザインをしたリーフレット「でんきのほんと・でんきのこれから」(通称でんこれ)シリーズの「でんきのこれから Q&A」に 2012 改訂版ができました。
現物がほしいという方は、グリーンピースからも請求できますし、わたしの twitter アカウントへメッセージいただければ、わたしの方からも必要な部数を送付できます。

内容は、これから日本のでんきをどうしていったらいいのか?が QA 形式にまとめられている、今後のわたしたちのでんきについてポジティブになれる、エネルギー問題入門編といったところです。「原発なくてもいけるらしいよ」と、エネルギー問題に興味のないひとにちょっと教えてあげたいときに助けてくれるお役立ちアイテムです。お話しのきっかけにどうぞ。

A4 四つ折りなので、スペースの関係で日本の豊かな自然エネルギーのポテンシャルについては語りきれなかったのですが、それはグリーンピースの energy [r]evolution というレポートにまとめられています。ISEP(環境エネルギー政策研究所) でも「自然エネルギーと省エネで原発なしでもOK 情報」を提示してくれています。どれも絵空事でも理想でもなく、現実的で論理的な試算です。「原発がなかったら経済はひっ迫する」などと、中身のよくわからないケイザイを心配している経済界のおっさんたちは「代替案もなく脱原発などとぬかすな」と言いますが、代替案はあります。経済成長ってどこまで成長したら気がすむの?ってとこも見直した方がいいわけですが(ケイザイの中身って人間の暮らしじゃないのか?)。

脱線しましたが、今現在(2012.2.8)国内で稼働している原発は、たった 3基!事故や点検などで止まっていて、残りの 3基も 4月末までにすべて止まる予定です。一方で、原発が 1基も動いていない日を前に、停止中の原発を再稼働させる動きも進められつつあります。ストレステストは妥当(だから再稼働していいよ)という茶番の審議会が、大事故の責任も取っていない原子力保安院と金で買われた推進の審議委員だけで粛々と行われています。福島の事故調査結果もまともに出てきていないのに。再稼働への流れは絶対に阻止しなければいけません。

日本に所狭しとひしめいていた 54基もある原発が 9割以上動いていなくても、今わたしたちは普通に暮らせています。それは火力発電所が頑張ってくれているからなのだけど、それも CO2排出の問題があるのでずっと頼るのはあまりよくない ・・・その代わりとなるのが自然エネルギーと省エネ(=電力消費量を減らす)。省エネといってもガマンの節電じゃなくてエネルギー効率を上げる(少ない電力使用量の機械や家電に替えたり、発電・送電過程のロスを減らす)ことですんごいことに!!それだけムダにされている電気がたくさんあるのです。「省エネ発電」と呼ぶ人もいるほど、このエネルギー効率アップは重要な脱原発のキーです。プラス、日本の自然エネルギーのポテンシャルもすんごいことに!!

などなど、こんな感じで「原発なくてもいけるぜ」情報、でんこれ Q&A 改訂版、ちぇきらう。

2011/11/07

集うこと

先週末にふたつのイベントに行きました。ひとつは前にもここで紹介した経産省前「女たちの座り込み」。ひとつはうちの住いに近いエリアで行われた「パパママぼくの脱原発ウォーク」

座り込みは、10月の末までの数日、最初に「福島の女たち」があり、「全国の女たち」へバトンを渡し、11/5が最終日でした。「全国〜」の方は毎日 200人近くの来訪者があり(福島の女たちの時はさらなる盛り上がりだったようです)、ほんの少しだけ運営サイドのテントでお手伝いさせてもらったのですが、運営されている方々のエネルギーが力強いだけでなく、来られる方々のサポートも暖かくて、よい雰囲気でした。差し入れの食べ物が溢れていて、子どもと2人ですっかりまかなってもらっちゃいました・・・ごっそうさんでした。
(【写真上】本部テント前。この角から左右に広がる道の、経産省の門への道ばたに参加者さんが続いて座っている。向かって右のテントは今回の座り込み拠点とは別で、「経産省前テントひろば」として9月から(なんと)原発をとめるまで、24時間体制で張っているそうです。【写真中】道ゆく車にゆらゆらとメッセージボード「安全大ウソ・原発を全部止めろ」を掲げて踊るおばぁ(古参アクティビストとお見受けしました)。【写真下】うちのチビ・アーティストが現場で作成した応援旗。)

実はこの全国の女たちの座り込みの呼びかけ人の友人から、チラシが味気ないのでイラストを提供してくれと言われ、適当に描きなぐって(すんません)出した絵が、カンパをいただいた方へ差し上げる布バックになったと聞いて、それも楽しみに伺ったのでした。ステッカーもつくられていて、いつの間にやらグッズ化が進行!(・・・もうちょっとちゃんと描けばよかった)。そんな絵ですが「女たちの意気込みが伝わってくると好評です!」とお礼をいただいてしまい。あんなに大活用していただいて、こちらこそありがとうございました。バッグは紺とオレンジの2色!

やはり女性主導の抗議スタイルが、現場の強くも暖かい雰囲気を生んでいるんだなとつくづく思いました。座り込み中編み物を編んだり縫い物をしたり(それをプロテストに使ったり)甘いものをつまんだり、歌ったり踊ったり・・・とてもピースフルに、断続的につむがれる抗議。その声を横に、経産省の役人は無視を決め込んでタバコをふかしたり、右翼の街宣車は煽りに来たり。男たちは何をやっているんでしょうか・・・対話すらできないことが空しすぎます。あるブログでは、女たちのプロテストについて「参加者たちは、100人いればそれこそ100通りの方法で様々に反原発をアピールした。すべてを自分たちで話し合いながら一から手作りで築き上げ、何ものをも恐れず、言ったことは必ず最後までやり通すという有言実行で信頼と共感と前進を勝ち取った。男性主導の運動にありがちな日和見主義や、やるといっておいてやらない「有言不実行のマニフェスト詐欺」や「お前は○○派だろう、あっちに行け」などという見苦しい足の引っ張り合いなどみじんもなかった」と評価しています。

デモのような一過性のものもいいけれど、好きなときにビジターの都合で訪れて集えるホームベースを皆求めてたのかな、と思いました。女たちのテントは話を聞いてくれるお母さんのいる場所のようでもありました。同じ志を持つ人たちが語り、下がり気味の士気のレベルを少しあげてくれる場所でもありました。この場所が新宿だかそこらのビルの一角の部屋にあってもこうはなりません。まさに敵陣の目の前に対峙する場所であるからこそ、人々が全国から足を運び続けた(る)のだと思います。先月6日、小さな共和国のようになった NY のウォール街の占拠 Occupy Wall Street で、ナオミ・クライン(半グローバリズムの代表的論客)は、ひとつの場所に腰を下ろした運動の本質をこう定義したそうです《 あなたたちが居続けるその間だけ、あなたたちは根をのばすことができるのです ... あまりに多くの運動が美しい花々のように咲き、すぐに絶えていくのが情報化時代の現実です。なぜならそれらは土地に根をはっていないからです 》。

外に出ること。実際に動くこと。話して繋がること。

一方、デモでも座り込みでも講演会でも、どこかに集うことは、集った結果の人数や盛り上がりよりも、それぞれが、いろいろと思いながら、各自の家から集う現場へ向かう行程に意味があるようにも思います。バスの中で、銀座線の中で、東横線の中で、それぞれの胸の内ある気持ち。行こうと思っていて行けなかった人々も含めて、その集いに向けて1日の中で思う数分。

集って歩くことも、集って座り込み話すことも、意味のないただのお祭り騒ぎと思いますか?霞が関に行ったことがない方、一度テントひろばを見ておいてもいいかもしれません。そこに迫害されてもテントがずっとあり続けることを知るだけでもいい。デモを沿道から見る専門だった方、一度勇気を持って中に入ってみるといいかもしれません。どんな方たちが参加しているのか、少し知るだけでもいい。きっとあなたの友だちのような普通の人間です。傍観者だったとしても、とりあえず声をあげる場へ足を運ぼうかなと少しでも思いを馳せた時点で、そのイベントに特別な意味が加わります。それぞれの中でも新しい何かが生まれる。経産省勤務の方がひとりそっと脱原発テントにカンパしたというような逸話は(そのようなことがあったようです)本当に大事で、そういう個人の小さな革命の「点」を繋いで線にして、そして面にして広げていかないといけないのだと思います。

(写真:おまけ・・・井の頭公園から出発した、日曜日の脱原発ウォーク。)
雨にもマケズ、700-800人の参加があったそうです。ファミリーがいっぱいのソフトなデモでした。子どもにも配慮して短めのコース。よく知る街を歩くのは、なんだかおかしな気分でした。

2011/07/13

Armaments don't give security


『武装は安全保障にならない』

このくには、膨大な量のプルトニウムを保有しながら
「核を持たず、つくらず、持ち込ませず」
なんてよくぬかしたもんです。
再処理は核燃料を処分しやすくするためになんかやってない。
すべてはプルトニウムを取り出すため。
そんなに躍起になって取り出して、貯めて、何すんのかなぁ。
プルトニウムではいろんなものがつくれるみたいだから。

エネルギー問題は、実はおうちの電気だけでなく、
戦争と平和にも関係します。
イラク戦争も石油戦争と言われたっけ。
枯渇していく資源(ウラン、石油、石炭)には、
それをめぐっての争いが生まれます。
ごく一部のひとしか扱えないものには利権も生まれやすい。

本当の意味での Security ってなんだろう。
それはきっと自分の国でどれだけエネルギーをつくれるか。
年間に数十兆円を海外に払って、石油やウランなどを輸入している
日本のエネルギー自給率は約6%。
ウランを輸入しておいて原子力を「準」国産 と呼んだりね。

「自然エネルギーへのシフト」って聞き飽きたかもしれないけど、
原発反対とセットのただの流行りじゃない。
原子力は Yes , No あるかもしれない。
じゃあ、「平和な世界がいいよね?」と尋ねたなら?

2011/07/04

原発なくてもいけまっせ情報


原発事故直前に、cabin8design がデザインと構成に携わらせてもらい制作しました、環境 NGO グリーンピース発行のエネルギー問題についてのリーフレット「でんきのほんと・でんきのこれから」の続編をつくりました(って、ひと月たってるんですが)。その名も「でんきのほんと・でんきのこれから Q&A」。内容は、ひとことで言えば「原発なくてもいけまっせ」のファクトを Q&A スタイルでわかりやすく説明したリーフです。
こちらから → ダウンロードできます。
現物をご所望の方は Twitter かコメントでお知らせください。グリーンピースにリクエストしてももらえます。

【追記 7/13】
サポート info:原発震災・原発を止めても大丈夫(全国編)
【追記 7/18】

2011/06/07

原発に賛成の反対なのだ

(科学の夢と危機シリーズ1『ニャロメの原子力大研究』赤塚不二夫 より抜粋)
© 赤塚不二夫/廣済堂

2011/05/20

「風が吹くとき」にまなぶ

原発事故直後、友人からの短いメール「『風が吹くとき』になっちゃうのかなぁ」。

ブラック・コメディーの傑作と評された『風が吹くとき』。確かにコミカルな面もありますが、今のわたしたちにとっては「ブラックやなぁ」と心の底から笑えません。核爆弾と原発事故という違いはあるし、程度の差はあれど、わたしたちの今の生活にある一コマと似たコマがところどころにあり、その間のジョークすら生々しい(たあいないバカげた会話が非常時にも交わされるというリアリティー)。

「『風が吹くとき』を読んでもまったく笑えなかったよね」と、笑える日が早くきますように。

(『風が吹くとき』レイモンド・ブリッッグズ 作 , さくまゆみこ 訳)

「「食べ物が体をつくる」とか「健康第一」とかって言うだろう」
「核戦争も、健康な者だけが生きのびることができるんだよ」
「豆もからだにいいらしいな」
「でもおならが出るわ。豆はよしてくださいよ、ジム」

「日本では原爆のずっと後でも死者が出ている・・・なぜだった
 かな」
「用心が足りなかったのね、きっと」
「そう、正しい策をとらなかったのさ。それに、あのころは科学
 がまだ幼稚だった。進歩した現代科学のおかげで、今は対応が
 きちんとできるはずだよ」

「何も見えないし、何も感じないんだから、
 べつに害はないんじゃないの?」

2011/05/04

バンクシー的アクションの来日


「岡本太郎氏の壁画にいたずら=福島原発?の絵貼り付け-警視庁が捜査、東京・渋谷駅」

「JR渋谷駅構内に展示されている芸術家の故・岡本太郎氏の壁画「明日の神話」に、何者かが福島第1原発事故を模したとみられる絵を付け加えていたことが2日、警視庁渋谷署への取材で分かった。同署は悪質ないたずらとみて、軽犯罪法違反などの疑いで捜査している。同署によると、1日午後9時半ごろ、「ツイッターで見た」と女性から通報があり、同署員が駆け付けたところ、縦5.5メートル、幅30メートルの壁画の右下部分に、四つの原子炉建屋を描いたとみられる絵が貼り付けられていた。骨組みだけになった建屋もあり、事故をイメージしたとみられる。絵は縦80センチ、横2メートルのベニヤ板のようなものに描かれており、壁に両面テープで貼り付けられていた。壁画に破損はなく、同署は絵を撤去し調べている。」(時事通信 2011/5/2)

祝。粋なバンクシーが日本にもいた。なんだかうれしい。誰も傷つけていないのに「悪質ないたずら?」。あまりに事実すぎてこれも「不謹慎?」。太郎さんは「よくやった」と言う気がする。「明日の神話」のテーマは説明するでもなく「原爆炸裂の瞬間」。これを行なったアクティビストを捜査するよりも、東電幹部を捜査してください・・・。

この記事の「参考」として(イルコモンズ先生のブログより拝借):「現代美術が持ってきた否定の真理は、これまで常に、それをとりまく社会への正当な否定であってきた。一九三七年にパリで、ナチの大使オットー・アベックが、絵画『ゲルニカ』の前で、ピカソに "これを作ったのはあなたですか" と尋ねたとき、ピカソはまったく正当にこう答えた。"いえ、それは、あなたです" と。」(ギー・ドゥボール)


【 追記 5/20 】昨日、アーティスト集団 Chim↑Pom が自分たちの仕業であったと表明し、セッティングの動画も公開。夜の全国ネットのニュースでもちらっと流れていました(その扱いには驚きだけど)。ま、仕業自体のみならず、表明した事に対しても賛否両論あるようですが。でも元々隠れて騒ぎを陰で喜ぶような浅い考えでやってないからねぇ、対して隠すつもりもなかっただろうに。

2011/04/23

「スイミー」にまなぶ

(『スイミー』レオ・レオニ/訳 , 谷川俊太郎 より抜粋)


そのとき いわかげに スイミーはみつけた。
スイミーのと そっくりの ちいさな さかなの きょうだいたち。
「でてこいよ みんなであそぼう。おもしろいものが
いっぱいだよ!」
「だめだよ。」ちいさな あかい さかなたちは こたえた。
「おおきな さかなに たべられて しまうよ。」
「だけど いつまでも そこに じっとしてるわけにはいかないよ。
なんとか かんがえなくっちゃ。」

スイミーはかんがえた。いろいろかんがえた。うんとかんがえた。
それから とつぜん スイミーはさけんだ。「そうだ!」
「みんな いっしょに およぐんだ。
うみでいちばん おおきな さかなのふりして!」

スイミーはおしえた。けっして はなればなれに ならないこと。
みんな もちばを まもること。

みんなが いっぴきの おおきな さかなみたいに
およげるようになったとき スイミーはいった。
「ぼくが めに なろう。」

あさの つめたい みずのなかを
ひるの かがやく ひかりのなかを
みんなは およぎ、おおきなさかなを おいだした。

2011/04/13

KEEP CALM AND CARRY ON

昨日、福島第一原発での事故がチェルノブイリと同じ「レベル7」に引き上げられたというニュースが国内外に流れました。もうこうなったらこのくらいではあんまり驚きませんけど。強い余震もここ数日多いので、余震自体に加えて、その影響で原発への注水に支障が起きないかということが一番怖いですね。ではここで、NHK の水野解説委員の『最悪の評価「レベル7」とは?』の解説を見てみんなで少し落ち着きましょう。

KEEP CALM AND CARRY ON:直訳「落ち着いて、今自分のすべきことをしよう」意訳「困難にめげることなく頑張ろう」。第二次大戦中にイギリス情報省によって作られたプロパガンダのポスターのメッセージ。今の日本にあてはまる気がします。今でもイギリスでは人を勇気づけるフレーズとして、とても有名です。皇室の王冠とタイポグラフィーだけの力強くシンプルなデザインも特筆すべきところ。こういった戦時中の環境下の物事が引き合いにだされることが多いのは(最初の方の投稿でも書きましたが)やはりそれだけ戦中と似通った状況なのでしょう。興味深し。あともうひとつの YOUR COURAGE, YOUR CHEERFULNESS, YOUR RESOLUTION WILL BRING US VICTORY もこのシリーズのひとつ。「あなたの勇気、あなたの明るさ、あなたの断固とした困難を解決する姿勢が、国に勝利をもたらす」。AC の CM より士気があがりますね。

余震が続き「ゆれくる」(緊急地震速報)鳴りっぱなしの中、正常性バイアスに気をつけつつ KEEP CALM AND CARRY ON というところですかな。

2011/04/07

でんきのほんと・でんきのこれから

ビジュアルメッセージの話でもうひとつ(あまりに自分に近い話ですっかり忘れてた・・・)震災のひと月くらい前に環境NGOグリーンピースのエネルギー問題のリーフレット「でんきのほんと・でんきのこれから」の制作をしました。ひとことで内容を言うと「石炭火力は地球温暖化によくないね、でも原発はクリーンエネルギーで CO2を出さないとか大宣伝されているけど本当は温暖化抑止にならないし、コストもかかるし危ないから段階的に廃止しようね、自然エネルギーとエネルギー効率化(ムダを減らす)を進めたら原発なしでも電気をまかなえるから、エネルギー政策をそっちに変えるように声をあげましょー」というもの。原発事故の数日前に刷り上がり、あまりのタイミングにぞくっとしました。以前の仕事で青森県六ヶ所村の再処理工場に調査に行ったり、MOX燃料が海上輸送されて来たときに福井県の敦賀や高浜の原発に行ったり、現場に赴いて問題を知る機会がありました。世界に、日本に、様々な環境問題があって優先順位をつけられるものではないけれど、いろいろと関わった中で個人的にはエネルギー(原発)の問題が一番ゆゆしき事態だと感じていました。デザインの仕事を始めたのも「問題を解決するために、多くの人に一歩踏み込んで知ってもらって、立ち上がってもらうにはデザインの力を借りるしかない!自分でアプローチを探っていこ」というのが根幹にありました。一昨年、エナジーオセロというポジティブエネルギー(白い石に自然エネルギー)とネガティブエネルギー(黒い石に火力や原発)をテーマにした作品をパーソナルなプロジェクトとしてつくって展示させてもらったりしていましたが、NGO と一緒に仕事をするのは数年ブランクがありました。今年に入り、久々にコンテンツから携わるリーフレット制作の話が突然来て、つくって、やっぱ原発あかんなーと頷いていたとこにこれ(原発事故)です・・・短絡的かもしれませんが、こりゃ運命かな、と。この問題を解決させるために、ハチドリと言われようと、再び積極的に運動に関わり、できる限りのことをやろうと決めました(原発事故後、ハチドリが以前より増殖していて頼もしいです)。

この「でんきのほんと・でんきのこれから」リーフレットと同時に、もうひとつ「でんきをえらぶ・選挙でえらぶ」という往復はがき仕様のキャンペーンはがきもつくりました(現物をご希望の方は送付できます)。これは来る 4/10, 24 の統一地方選挙に向けて、候補者に「あなたのエネルギー政策についての考えは?」と3択で尋ねて答えを返送してもらい、投票の参考にするはがきです。原発事故の後、他でも同様のキャンペーンが所々でスタートして、エネルギー政策が選挙の争点になりました。結果を一覧にまとめているサイトも発見。地方から変化が見られてくることを期待します(そのためにみなさま、絶対選挙に行ってください!)。国が一気に変わらなくても、ひとりが変わり、地域が変わり、地方が変われば国が変わります。このキャンペーンはがきもリーフレットも嬉しいかな悲しいかな反響が大きく、もちろんこんなことが起こると思っていなかったため、事故前刷ったものはすぐにはけて、至急大増刷を行ったようです。


Dark Spring

一応デザインを生業としている身として、ブログも多彩なビジュアルを散りばめたいと思っていたのに、自分でも引く勢いで字だらけです。本題(原発問題)から離れ切れないあまり明るくない内容ですが、ここでちっと一息、アート注入。The New Yorker(アメリカの老舗カルチャー雑誌。政治から芸術、時事問題のルポタージュ、社会派だけどコミックもあり、記事もデザインも評価が高い)の二週間ほど前のカバーをご紹介します。日本を励ましてくれるメッセージでも何でもなく、単にデザインとして極めてシンプルに、2011年の日本の春を象徴しています。悲しいかな。"Dark Spring" designed by Christoph Niemann for the New Yorker, Mach 28, 2011.